いやぁ、今日も暑かったですね~

そんな中、興味深い記事を発見しました。

「インド南部、熱波で430人以上死亡 気温50度に迫る」

インド南部、熱波で430人以上死亡 気温50度に迫る

インド南部、熱波で430人以上死亡 気温50度に迫る

【AFP=時事】インド当局は25日、同国で続く熱波により、南部2州でこれまでに430人以上が死亡したと発表した。一部地域では最高気温が50度に迫る酷暑が続いている。

1週間で246人が死亡したアンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州では、労働者らに日中、長時間働かないよう呼びかけている。

一方のテランガナ(Telangana)州では4月以降に188人が死亡したが、その大半は先週後半に犠牲となった。州の災害当局者はAFPに対し、同州での死者数は確認作業が続いているため今後さらに増えるだろうとの見解を示した。同州では最高気温が48~49度近くに達しており、近々天候が涼しくなる見込みはないという。
【翻訳編集】AFPBB News

50℃ですよ!熱波で430人が亡くなってしまう。温暖化の影響による異常気象ですよね。でもこれはインドだけの問題でしょうか?

これまで当社で断熱工事をやる主な目的は、「寒い信州に合わせた、冬型の断熱提案」でした。それでも高断熱に成ればなるほど、夏の構えも設えないと日射による内部取得熱によって夏の室温が高温になりすぎてしまうので、日射遮蔽と通風というパッシブ技術が必要でした。

しかし今の日本でも夏の高温は異常になってきています。「熱中症」なんて言葉は昔聞きませんでしたから。ここまでの酷暑になるとエアコン等の設備に頼らざるを得なくなりますが、それも皆がガンガンエアコンを使うようになりますとエネルギーの浪費ばかりか、地球環境破壊を更に増長させる結果になってしまいます。断熱材を厚くしていくことも手段ではありますが、断熱は熱を完全に遮ることではなく、熱の到達時間を遅らせる効果があるので完全に遮れる訳ではありません。そんな中、面白い情報があります。断熱材の厚みと熱抵抗値の大小だけで熱の到達するスピードは測れないわけです。なぜなら同じ熱貫流率になるように各種断熱材を熱抵抗値ごとに断熱材厚みを変えてハロゲンヒーターで表面から熱した時に、裏面の表面温度は綺麗に揃わないからです。これは何故でしょう?物には熱容量があるためです。熱容量を大きくすることで、室内の温度はよりマイルドになります。屋根に熱容量の大きなものを載せると、午後の厚い温度が夕方まで到達しなければ室内の温度は上昇せず、夕方以降は温度の低い屋根面に向かって熱は移動し始めるます。そのためにヨーロッパでは野地板に厚い木の繊維板100kを使ったりします。これとセルロースファイバーが相性が良いはずです。

これだけ酷暑になった日本でも、夏のための積極的な断熱を考え、パッシブ技術を加えて建工快適でエコな住宅づくりを考えていかなくてはなりません。

http://news.livedoor.com/article/detail/10153093/